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奈良・鎮護の道
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奈良第12番
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薬師寺境内の神社
[参考資料:現地案内板]

薬師寺の境内には休ヶ岡八幡宮をはじめとして多くの神社がみられるが、休ヶ岡八幡宮以外の神社の由緒は現地の案内板もなかったため、残念ながら詳細は分からなかったので、文献などを調べてみたい。

休ヶ岡八幡宮全景 休ヶ岡八幡宮本殿 孫太郎稲荷神社
休岡八幡宮(国重文)。薬師寺南門の南に鎮座。誉田別命・息長足媛命・仲日売命を祀る。薬師寺の鎮守社で、寛平年間(889~98年)に宇佐八幡から勧請。現在現在の社殿は1603年(慶長8年)豊臣秀頼の命で、片桐旦元が奉行となり造営。平安時代に造られた僧形八幡神・神功皇后坐像・仲津姫命の木像三体は国宝。
なお、当社は明治初年の神仏分離以降も薬師寺が管理しており、全国でも珍しい例と言える。
孫太郎稲荷神社。薬師師寺南門の前、休岡八幡宮と並んで鎮座。しかし、この神社は薬師寺の鎮守社ではなさそうだ。
竜王社 弁財天 平木大明神
竜王社。東院堂の北側に鎮座。 弁財天。境内の南西角に鎮座。 平木大明神。境内の南西角に鎮座。境内では一番小さい祠であるが、神社名の石碑は1番大きい。
休ヶ岡八幡宮全景
休岡社若宮社(国重文)。境内の南西角に鎮座。
この社殿は休岡八幡宮と同じタイミング(1603年)に造営されたと思われる。


境内の歌碑
会津八一の歌碑 佐々木信綱の歌碑 前川佐美雄の歌碑
会津八一の歌碑。『すゐえんの あまつおとめが ころもでの ひまにもすめるあきのそらかな』 佐々木信綱の歌碑。『ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一ひらの雲』 薬師寺本坊前庭に建つ前川佐美雄の歌碑。『送りくる
小法師が 照らす灯あかり に茎青かりき 夜の曼珠沙華』