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奈良・鎮護の道
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奈良第8番
大神神社
主祭神 大物主大神
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参拝メモ
[参考資料:現地案内板]

大神神社は崇神天皇7年に天皇が物部連の祖伊香色雄(イカガシコヲ)に命じ、三輪氏の祖である大田田根子(オオタタネコ)を祭祀主として大物主大神を祀らせたのが始まりとされる。 大物主大神は大国主神の名で知られ、国土開拓の神で、人間生活万般の守護神と言われる。 古より、神自らの御魂(幸魂・奇魂)は永く三輪山に留まり、以来三輪山をご神体と崇め、本殿は設けず、 拝殿の奥にある三つ鳥居を通し、山を拝するという原初の神祀りを今に伝える、日本最古の神社と言われる。
  この地は、古くは大和文化の発祥の地であり、国家黎明期の政治・経済・文化の中心地でもあった。当社は各時代を通じ、朝野の崇敬殊に篤く、中古より大和一ノ宮となり、 延喜式内名神大社で二十二社(中七社)の1社に列せられ、大神の神光はあまねく国内に広がった。平成4年より「平成の大造営」事業が始まり、平成9年には新たに祈祷殿・儀式殿・参集殿を築造、 平成11年には重要文化財である三ッ鳥居・拝殿の保存修理が竣功している。

大神神社大鳥居から三輪山を望む 大神神社拝殿
大鳥居から三輪山を望む。三輪山は高さ467m、古来より神の鎮まる山として、信仰されてきた。大鳥居は高さ32.2m、柱間23mの偉容を誇る日本一の大鳥居で、耐久年数1,300年と言われる。 大神神社拝殿(国重文)。現在の拝殿は1664年(寛文4年)徳川4代将軍家綱の造営。
拝殿の前にある巳の神杉 三輪山への登拝口
拝殿の前にある巳の神杉 。杉の根本に、巳さんが棲んでいるところから、好物とされる卵が、酒と共にお供えされている。 三輪山登拝口。三輪山には狭井神社の横から登ることが出来る。
 大神神社一の鳥居  大神神社二の鳥居 二の鳥居から社殿に向かう参道
大神神社一の鳥居。大鳥居の近くにあるが、通る人は殆ど見かけない。 大神神社二の鳥居 二の鳥居から社殿に向かう参道
勅使殿 祈祷殿(中央の建物)と儀式殿(左側の建物) 夫婦岩
勅使殿(奈良県県指定文化財)。1779年(安永8年)頃の再建で、平成13年から3年をかけて保存修理が行われた。 祈祷殿(中央の建物)と儀式殿(左側の建物)。
写真には写っていない参集殿(右側にあり)の3棟が1997年(平成9年)に新たに建てられた。
夫婦岩。大物主大神と活玉依姫の恋物語である三輪山説話を伝える古跡とされ、縁結び、恋愛成就、夫婦円満の霊験あらたかな磐座として信仰としている。
境内の「大美和の杜」からは大和三山が見渡せる。右から大鳥居の左上は「耳成山」。中央は「畝傍山」、左側森の上の一番手前が「天の香具山」。遠くに葛城山、金剛山が望まれる。参拝した当日は天気が良すぎて、山々がかすんで見えた。
ご朱印
大神神社朱印