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奈良・鎮護の道
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奈良第12番
宗 派 法相宗
本 尊 薬師如来

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参拝メモ
[参考資料:『古寺を行く・薬師寺』小学館ウィークリーブック 、『日本歴史地名体系』(奈良県の地名編)平凡社]

薬師寺は680年(天武天皇9年)天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して、飛鳥の藤原京に建立。718年(養老2年)平城遷都に伴い、現在地に移された。新都に移った当初の伽藍は、金堂の前に東西両塔がそびえる薬師寺伽藍配置で「竜宮のような」と称えられた。973年(天禄4年)伽藍は金堂と両塔を残して焼失。1013年(長和2年)頃にはほぼ復興を見たものの、その後も、地震・台風・火災などで幾度も大きな被害を受け、都度修復されてきたが、1528年(享禄元年)の兵火で東塔と東院堂以外は殆ど失い、金色に輝いていた薬師三尊像は黒い姿に変わってしまった。
  昭和40年代頃から白鳳伽藍の復興の機が熟し、写経勧進によって集まった浄財で、1976年(昭和51年)金堂が復興され、1981年(昭和56年)に西塔が落慶し、以後中門、回廊、僧坊と再建は続き、平成に入り、1991年(平成3年)新たな堂宇として、玄奘三蔵院伽藍も完成、2003年(平成15年)には大講堂が落慶し、往年の伽藍はほぼ復元された。 

薬師寺中門 薬師寺西塔
薬師寺中門。1984年(昭和59年)の再建。両側に回廊が延びている。 薬師寺西塔。1981年(昭和56年)の再建。
薬師寺金堂 薬師寺大講堂
薬師寺金堂。1976年(昭和51年)の再建。本尊薬師三尊像(国宝)を安置。 薬師寺大講堂。2003年(平成15年)の再建。薬師寺伽藍中最大の建造物。弥勒三尊像(国重文)を安置。
薬師寺南門 薬師寺東塔 薬師寺東院堂
薬師寺南門(国重文)。1512年(永正9年)の造立。元南大門があった位置であるが、この門は西院の西門であったのを1650年(慶安3年)に移した。 薬師寺東塔(国宝)。730年(天平2年)の造立。1015年(長和4年)に書かれた『薬師寺縁起』の建物では唯一の遺例。現在、約110年振りの解体修理が進んでいる。 薬師寺東院堂(国宝)。1285年(弘安8年)の再建。元は南面の堂であったが、1733年(享保18年)に西面に変えられた。聖観音立像(国宝)を安置。
薬師寺鐘楼と東僧房 東僧坊内に展示されている金堂本尊・薬師如来の台座模型 薬師寺西僧房
薬師寺鐘楼、1674年(延宝2年)の建立。その後ろの東僧房は1981年(昭和56年)の再建。 東僧坊内に展示されている金堂本尊・薬師如来の台座模型。 薬師寺西僧房。1976年(昭和51年)再建。
薬師寺不動堂 薬師寺聚賓館 薬師寺興楽門(北門)
薬師寺不動堂。 薬師寺聚賓館。 薬師寺興楽門(北門)。
玄奘三蔵院伽藍に通じる門 薬師寺慈恩殿 薬師寺まほろば会館
薬師寺本坊事務所、玄奘三蔵院伽藍に通じる門。 薬師寺慈恩殿。茶会や法話など各種行事を開催されている。 薬師寺まほろば会館。「まほろば塾」が定期的に開かれている。
薬師寺玄奘三蔵院伽 礼門の前に建つ石碑 礼門から見た玄奘塔
1991年(平成3年)に建立された玄奘三蔵院伽藍。 玄奘三蔵院礼門の前に建つ石碑。碑文は中国語で書かれている。 礼門から見た玄奘塔。玄奘三蔵の頂骨と坐像を祀る。
薬師寺朱印