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奈良・鎮護の道
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奈良第16番
宗 派 真言律宗大本山
本 尊 不動明王坐像
大阪再発見・宝山寺へ
参拝メモ
[参考資料:宝山寺ホームページ、『奈良・大和の古寺あるき』 実業之日本社]

宝山寺は寺伝によれば、役行者が現在本殿の裏手にある岩場(般若屈)で梵文般若経を書写して納め、弘法大師も若いころに修行したという。江戸時代の1678年(延宝6年)湛海律師が数人の弟子とともに生駒山に入り寺を開き、大聖歓喜自在天を祀った。始めは大聖無動寺と号した。
  湛海律師が入山の4年後に弥勒菩薩動が祀られ、1686年(貞享3年)には聖天堂、その2年後には本堂の建立と、寺観も次第に整えられた。江戸時代には皇室、将軍家、商家などから厚い信仰を受け、1699年(元禄12年)、東山天皇の御世から江戸時代の終わりまで、勅願寺になっていた。
  境内には数多くの堂塔が建ち並び、「生駒の聖天さん」として、商売繁盛を願う人々の参拝が多い事でも有名でもある。

宝山寺大鳥居 宝山寺本堂
「歓喜天」の扁額が掛る大鳥居 宝山寺本堂。1680年(延宝8年)に仮本堂が建てられたが、1688年(貞享5年)現在の姿に建て替えられた。
宝山寺聖天堂拝殿 宝山寺獅子閣
聖天堂外拝殿。一番手前建物が外拝殿、その奥に中拝殿、一番奥に歓喜天が祀られている天堂がある。 宝山寺獅子閣(国重文)。1882年(明治15年)建立。現在は「改修工事中」の立札が出ている。
宝山寺文殊堂 宝山寺観音堂 宝山寺鐘楼
文殊堂。1978年(昭和53年)に中興開基300年法要の記念行事として建てられた。 観音堂。元の建物は当山の中でも最も早い時期の1864年(天和4年)の建立。現在の建物は1844年(天保15年)藁葺から瓦葺に建替えられた。裏手の岩場に「般若屈」が見える。 鐘楼。1963年(昭和38年)篤信家の寄進委より建立。右手奥に獅子閣が見える。
宝山寺五社明神 宝山寺大師堂 宝山寺多宝塔
五社明神宝山弁財天稚護地蔵を祀る。 弘法大師を祀る大師堂。1967年(昭和42年)に篤信家の寄進により建立。 多宝塔。1957年(昭和32年)の建立。
宝山寺開山堂 湛海律師の墓 宝山寺奥の院本堂
奥の院にある開山堂。1931年(昭和6年)建立。 中興開山湛海を祀る開山廟。開山堂の裏手にある。 奥の院本堂。1705年(宝永2年)篤信家の寄進により、奥の院護摩道場として建立。その後失火で焼失したが、1856年(安政3年)に再建された。
ご朱印
宝山寺朱印