京都第44番 | |
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宗 派 | 本山修験宗 |
本 尊 | 千手観音菩薩 |
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[参考資料:『全国寺院名鑑』&『日本歴史地名体系』(京都府編:平凡社) ] |
三室戸寺は770年(宝亀元年)、三室戸寺の奥、志津川上流の渓流渕より出現した千手観音菩薩を、光仁天皇は奈良大安寺の行表を召し、本尊と御堂を賜り祭らせた。御堂はそのまま寺として、御堂戸寺の勅号が賜った。平安時代には桓武天皇を始め、歴代天皇や貴族の崇敬を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わった。 |
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三室戸寺山門。 | 三室戸寺本堂(京都府文化財)。現在の本堂は1814年(文化11年)の建立。 |
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三重塔(京都府文化財)。もとは播磨国佐用郡三日月村(現兵庫県 佐用郡佐用町)高蔵寺に在ったもので、1704年(宝永元年)の 建立。1910年(明治43年)当時に移された。 |
阿弥陀堂(京都府文化財)。親鸞聖人娘覚信尼が、聖人の父日野有範の墓上に阿弥陀堂を建立し、阿弥陀三尊を安置し、祖父の菩提を弔ったと伝わる。堂に掲げられている「四十八願寺」の額は有範が隠棲していたお寺の額と伝える。 |
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本堂への階段。 | 鐘楼。梵鐘には「承応二年二月廿八日 円城寺長吏二品道晃法親王」の銘がある。 | 浮舟古跡碑。源氏物語宇治十帖内の浮舟の古蹟で、もとは浮舟社という社であったが、江戸時代石碑に改められた。 |
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境内に建つ宇賀神像。財運・金運の蛇神で、頭は老翁、体は蛇で蓮に乗る。 | 境内に建つ芭蕉の句碑。「山吹や 宇治の陪炉の 匂ふ時」1691年(元禄4年)の作。 | 6月下旬~8月上旬には本堂の前に置かれている約250鉢に色とりどりの蓮の花が咲く。 |
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1989年(平成元年)に竣工した枯山水庭園。 | 4月下旬~5月上旬には約20,000株のつつじ(奥の方)が、6月~7月上旬には約10,000株のアジサイ(手前)が咲き乱れる。 | 三室戸寺入口に祀られている新羅大明神。貞観年間(859~77年)天台宗座主智証大師が当山に留錫した時、疫病退散祈念のため勧請した。もとは本堂の東に在ったが1955年(昭和30年)現在地に再建された。 |
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本堂奥から十八神社への登り口(左)。一段高い場所に建つ十八神社本殿(中央:国重文)。末社3社(右)、手前から子守神社、稲荷神社、神明神社。 本殿は1487年(長享元年)建立。元は三室戸寺の鎮守であったが、明治初年の神仏分離で、寺の管理を離れている。 |
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