神仏霊場は現在においては 最も新しく設けられた霊場である。2005年(平成17年)宗教学者の山折哲男氏が、明治初年の神仏分離令以前の神仏同座・神仏和合の精神の復活を目指して、「西国神仏霊場」巡礼の道を提唱。 これを受け、翌年には「西国神仏霊場設立準備室」が発足し、2008年(平成20年)3月には広く宗教や思想信条を超えて、人心の平安、社会の安寧、世界の平和を祈願することを目的として、「神仏霊場会」が設立された。現在、会員150社寺と伊勢神宮を含め151霊場が参加している。 (公式ガイドブック『神と仏の道を歩く』より)
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写真は大神神社の摂社・桧原神社の注連柱から西方を望んだ風景。中央には二上山が位置し、参道が二上山に向かって伸びているようにも見える。上古、この地に神社が建てられたのは、偶然の産物ではなく、確かな計算の上でのことだと思われる。